芝生管理のバーチカル作業(更新作業)

野球グラウンドのバーチカル作業を行いました。芝生の管理にはかかせないものなんです☆

少しご紹介したいと思います☆

バーチカル作業(更新作業)には

①バーチカルカット②サッチング(★後説)③グルーミング(★後説)があります。

この日アイエヌエー行ったのは①バーチカルカットです。

バーチカル カットとは地表部から下に1~30mmの深さで切り込みを入れます。

芝生の古い根を切断することが目的です。

この作業によって芝を間引き、新芽の発根を促進させ、活性化させることができます。

水はけもよくなりサッチ除去(★後説)、芝目の矯正にもなります!

 

地表部のサッチを掻き出していきます!

この作業によって芝が間引かれ

水はけがよくなります。

この後掻き出されたゴミを

スイーパーという機械で吸い取ります!

 

後日、芝刈り→吸い取る→目砂をかぶせる

という作業を行いました!

→右は芝刈り機で

芝をきれいに切りそろえています。

 

 

芝刈り機の後ろからスイーパーでゴミを

吸い取っていきます。

その後、乾燥や踏み傷めから

若い芝を守るために目砂をします。

 

 

1列になってまんべんなく行います☆

後日散水後に肥料をまきました!

猛暑で疲れた芝生に栄養補給です。

芝生の健康のためには欠かせない作業です。

 

 

 

 

 

★サッチとは…?

芝生の地上部と床土表面との間に芝草の茎葉根の枯死が堆積してできる、未分解の有機物層のことです。そのサッチが床土表面に膜を張るように蓄積されると考えてみてください。

サッチが溜まってしまうと…

☆保水性が悪くなる

サッチには水をはじく性質があります。散水しても表面を流れてしまい、土中に水が染み込みにくく芝が弱ってしまいます。大雨が降ったりすると土中に保水することができないので水はけが悪くなり病害虫が発生しやすくなります。また、サッチ部分には保水性があり、病原菌の温床になったりしてしまいます。

☆通気性が悪くなる

通気性が悪いと微生物の働きを鈍らせ、サッチ(有機物)を分解できなくなるという悪循環に陥ります。また、酸素も土中に届かず芝が酸素を求めて根が浅くなってしまいます。その為耐暑性・耐寒性がなく、除草剤の影響を受け易い弱い芝になってしまいます。

☆芝の成長を邪魔する

日光も肥料による養分も土中に届かず、成長の妨げになります。

…ということが起こりますので定期的に除去します!

 

★②サッチングとは地表部から下0~3mmの深さに鋤刃を入れることで、サッチを掻き出し除去する作業です。これによってサッチによる芝生への害を防ぎます。

★③グルーミングとは地表部より上の刈高から1~2mm下げたところに櫛刃の最下部をセットします。芝目の矯正を目的とする作業です。芝を立たせて芝が均一になるようにします!

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