ジュエルオーキッドという植物をご存じでしょうか。
主に東南アジア熱帯森林に生息している洋ランの仲間で、シュスラン属とそれに近いものの総称がジュエルオーキッド(宝石蘭)と呼ばれています。
光の糸で刺繍されたかのような輝く葉脈を持ち、葉はビロードのようにつややか。
あまりにも綺麗で初見では造花ではないかと疑ったほどはっきりとした美しい葉をしています。
「生きた宝石」といわれるのも納得できますね。
雑誌で取り扱われたりアクアリウムのアクセントとしても使われ始め、見たことがあるという方もいるかもしれません。
しかし、現地で採取されたジュエルオーキッドの輸入はワシントン条約により一切禁止されており、今でもなおとっても希少性が高い植物となっています。
どうしてほかの植物と違いここまで綺麗な葉をしているのか…
疑問に思い調べたところ、その理由には諸説あるそうです。
原産地である東南アジアのジャングルに生息しており、暗く湿った地表からでも光を反射させて光合成しやすくする為とか。
繁殖の為に虫をおびき寄せる為だとも言われているそうです。
植物の形や色にも様々な理由があるのだなぁ、と関心してしまいました。
ジュエルオーキッドほど綺麗な葉であれば、花も綺麗なものに違いないと日々観察していましたが、なかなか花が現れる様子もありません。
調べたところによると葉の観賞が中心なだけあって、美しい花が咲くことは稀なのだそうです。
開花時期の7月ごろには花茎を高く伸ばし、クリーム色のようなかわいらしい花を横向きに咲かせます。
きらびやかなものを想像していただけに意外にも可愛らしい花を咲かせるそうなので、ぜひこの目で見てみたいものです。
ジュエルオーキッドは750属、1500種ほど存在しているといわれており、それぞれまた違った美しい葉脈があります。
取り扱いは少ないですがヤフーショッピング『観葉植物の通信販売 クローバー』にて販売もしておりますのでぜひ興味がある方は覗いて頂ければ幸いです。
【ジュエルオーキッド 育て方】
ジュエルオーキッドは主に東南アジア原産の植物です。そのため冬場などの低温には弱く、多湿な環境好みます。
育成温度は10℃を下回らないように気をつけましょう。
自生地では日差しが直接当たらない明るい日陰に自生しています。
そのため繊細な葉をしているので簡単に葉焼けしてしまいます。直射日光はさけておいてください。
お水は用土や苔などが乾いてからあげてください。