風水とは、「気」の力を利用して運気を上げるというものです。
古代中国で生まれた風水は、6世紀頃に日本に伝わりはじめました。
テレビでも取り上げられることもあり、知られている開運方法はさまざまです。
なかでも観葉植物は風水にも深くかかわりがあり、影響を与え効果が期待できるもののひとつとしても人気です。
風水の基本は、「陰陽五行説」にあります。
「陰陽五行説」とは、自然界に存在する全てのものは「木・火・土・金・水」の五行に分類され、「陰」「陽」いずれかの性質を持つという考え方です。
「五行」(木・火・土・金・水)にはそれぞれお互いを生かし合い、運気を強めていく、「相生(そうじょう)」の関係があります。
例えば、金属は土の中から生み出されるため、「金」と「土」には「生まれる」という気が生じます。
お互いに生かし合う関係から、「相生(そうじょう)」と呼びます。
「火」と「水」の関係のように、お互いが対立し合って運気を低下させる「相剋(そうこく)」の関係も存在します。
「水」は「火」を消してしまうため、この関係は「相剋(そうこく)」となります。
「相生(そうじょう)」の関係を上手に使い、「相剋(そうこく)」となるような関係を避けることが、風水を実践していく基本の考え方になります。
そういったことをふまえて観葉植物を見ると、土に根を張る「地のパワー」、太陽へと伸びる「太陽のパワー」
水を得て生長していく「水のパワー」、植物自体の「生命パワー」など
自然のエネルギーがふんだんに秘められています。
中でもよく風水に適しているとして知られているのが、パキラではないでしょうか。
パキラは、風水的に「強い気を発する」といわれており、エネルギーが必要な場所に置くとよいとされています。
葉の形状も尖っているので悪い気を遠ざけてくれて、上に向かってぐんぐん成長する姿は、生命力の象徴です。
「発財樹」や「money tree」と呼ばれているパキラは、財力を高める効果があるとも言われています。
パキラが健やかに育つ家は、金運がアップし、豊かになるという説も。
このように植物一つ一つが風水と密接に関係しています。
皆様も観葉植物を置いて「気」の流れに乗せて運気のアップを図ってみてはいかがでしょうか?