ゴルフ場はまだまだ冬の顔ですが、今回はゴルフ場のメンテナンスの中でも重要なスプリンクラーの調整作業の様子を紹介します。
スプリンクラーとは、散水装置のことです。
ゴルフ場をラウンドする時でも、よくスプリンクラーを目にする事があると思います。
特にグリーンの周辺では、スプリンクラーにボールが入って救済を受けることもあります。
グリーンを管理する上で、水分管理は重要な要因の一つですが、その根幹となるスプリンクラーの点検、調整、交換はシーズインに向けて備る作業です。
スプリンクラーの周辺は、目土等によって芝面が上昇していくので、固定しているスプリンクラーの床上げが必要となります。
水が出る時は、約5センチ程水圧によって地上に上昇しますので、最低でも5センチ以上の陥没箇所は整備の対象スプリンクラーとなります。
陥没したスプリンクラーを床上げするためには、周辺の約50センチを掘削し、塩ビパイプが見えたところで太さを確認し、高さを調整していきます。
スコップ片手にスプリンクラーを割らないように気を付けながら一心不乱に掘削するので、真冬なのに皆汗をかいて頭から湯気が出ていました。
風邪をひかないように手洗い、うがい着替えをして、無事床上げを終了する事が出来ました。
芝生が動き出すシーズンインに向けて準備を進めるゴルフ場です。